『社会で生きる動物』
【出演者】
岐洲匠
松田凌
青柳尊哉
杉本凌士
栗原類
桑野晃輔
多賀名啓太
佐々木道成(劇団時間制作)
赤間麻里子
【スタッフ】
脚本・演出:谷碧仁
舞台監督:渡邊歩(RESON)・藤本貴行(RESON)
美術:平山正太郎
照明:小原ももこ(APS)
音響効果:天野高志(RESON)・仲根綺乃(RESON)
音楽:三善雅己
衣裳:小泉美都
ヘアメイク:美ヶ原美々
宣伝美術:圓岡淳
制作:野田麻衣・秋好毬子
あらすじ
ある村では数日前から「子供が行方不明」との放送が繰り返し流れていた。
村人たちは山の中腹にある産業廃棄物中間処理場に疑いの目をかけた。
そこでは、社会からはじき出された前科者たちが、動物の死骸の臭いと共に働いていた。
笹原一太もそのひとりであった。
ある日、傍観者であった一太の目の前に“それ”が姿を現す。
”行方不明となった子供の遺体”
そして「廃棄して欲しい」という囁き。
夢であって欲しいその現実が、一太の癒えない傷を刺激し、静かに判断を狂わせていく。
一体、自分はどこにいるのか
一体、自分はナニモノなのか
一体、自分は何を欲しているのか
「常識」と「価値観」の境界線の上で繰り広げられる会話劇。
